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夏越の祓の香道とランチの会

Updated: Jul 10, 2019


夏越の祓の香道とランチの会 @あしぇっと八ヶ岳 





@nanaflor.yatsugatake でも書きましたが、山暮らしでも時々こんなご褒美がやって来ます。

山に移ってから3度目の香道体験。ご縁があるのか、私が好きだから?何となく側にその機会がやってくるという、幸せな構図笑。有難い。



今回のテーマは、夏越の祓。


6月末頃に行うもので、半年の不浄を流し清める意味があるのだそうです。


まずは、試し香として、3つの香りを順番に聞きます。その後、試し香には出なかった香りを1種類くわえ、合計4つの香りを順番に聞き、それぞれの香り当てをします。当たると、お祓いの串(名前を忘れました汗)を持って、お祓いを願いながらフリフリ。。。(真剣です)






香道では6種類の香りしかありません。香木の出土が名前の由来になっているようです。


伽羅(きゃら)

羅国(らこく)

真南蛮(まなばん)

真那賀(まなか)

寸門陀羅(すもんだら)

佐曽羅(さそら)


6つ? なんだ、シンプル! と思えそうですが、それがなかなか! 


季節や湿度、温度、その日の空間やテーマなど色んな事が作用して、その都度、香りが新鮮に響くのです。 和歌がテーマになると、込められた心情と香りが重なって、より深く世界に引き込まれて心が揺さぶられる。切り口は違うけど、精油で香りのイメージングをしていく感覚にも似ているかな。限られた香りを、和歌や季節のテーマ、お道具の組み合わせ、集った人たちの想像力で膨らませていく世界観は、日本的な美しさが備わっているように思う。


さらに面白いことに、香木の香りは五味で表現する。辛、酸、苦、カン(塩)、甘。試し香の際にそれを感じてみようと思ったけど、この区別も難しかった。甘い、苦いくらいは分かるのだけど、、、苦いでも、微妙に香りは違っていて、その何となくを心に留めておく。そうしながらも、ついお喋りに花が咲き、留めた香りの記憶がするりと逃げていってしまう。 お喋りに惑わされないようにするのも実は大事だったりする笑。


この五味で表すと、バラの香りは塩(!)だそうです。本当に?? と不思議がる私達に、マダムがお庭のバラを持ってきてくださって、皆で確認。 深ーく吸い込むと、奥の方に微かに、、、塩、と言うより、潮。香りが微かに感じられる!  なんだか大発見な気分になり、盛り上がりました。


今回の先生は、お席の間、おしゃべりも大丈夫で、終始和やか。皆で何度も笑い、肩に力の入らない席でとても楽しかったです。



シェフのお料理も、今回は特に香りを意識されたとのこと。一皿一皿美味しく味わい頂きました。デザートには、やはり6月末に頂く和菓子「水無月」をイメージしたゼリーを。シャルトリューズ修道院の薬草酒で作ったゼリーに桑の実を入れたもの。

写真のお料理に加え、野草のフリット。美味しいお料理ご馳走さまでした。





日本の香りの世界も面白いです。西洋とはまったく違った方向で“道”になったもの。その違いを知るのも面白いし、文化芸術として確立された、香道という世界に触れられることも貴重な体験。もっと学んでみたいと思うけど、うっかり足を踏み入れるときっと底無し沼・・・笑。



また次回がありますように!

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