• nanaflor

ハーブ王子の八ヶ岳野草観察会 2019.06.08






ハーブ王子こと、野草研究家の山下智道氏の八ヶ岳野草観察会に参加してきました。


「王子の知識とその幅の広さは凄い!」と、植物学や苗の生育をみっちり学んだ友人からの推しに、初心者が加わっても大丈夫かなと、一抹の不安がありましたが、、、これは、行って良かった! 簡単なレポですが、余韻の熱いうちに書き留めておきます。




会の冒頭、「沢山話しちゃうと思いますが、どれか一つでも気になったものが見つかったり、覚えられたら十分です。さあ行きましょう!」と、王子に促され、外に出た途端に、目に付くものからどんどん説明が始まったのです。急いでメモを取るも、追いつかない汗。




シダ類

シダ類も、単体で見ると見分けがつきにくいけれど、こうして並べてみると、それぞれの特徴が分かりやすい。



ヒシの実

ヒシを見つけて、ヒシの実を紹介してくださいました。撒きビシの「ヒシ」は、この実を使っていたそうです。水から出したすぐなので黒く見えますが、乾くと深いシルバー、棘が容赦なく尖っています。これを踏んだところを想像すると身体がゾクゾクっ。痛いってモンじゃないでしょう、きっと!


ウシハコベ

ハコベの仲間、ウシハコベ。ハコベよりも全体的に大きいつくりで、花びらに囲まれている柱頭が5つに分かれているとウシハコベ、3つだと普通のハコベだそうです。分類が細かいです。牧野植物図鑑が欲しくなります。



左がセリ、右が毒セリ

セリと見分けがつきにくい「毒セリ」というものがあるそうです。素手で触ってもかぶれるし、食べると死んでしまうという、危険な毒草。自生しているのを見ることは少ないそうですが、今回歩いた場所では、セリのすぐ隣に! 先日のゆふさんの観察会でも、毒セリがあったので、八ヶ岳には普通に自生しているようです。よく見極めて採らないと危ないです。手が出せません。



クロモジ

クロモジの木。これも何気なく道路わきに。もっと奥まったところにあると思ったら、すぐ近くに自生していました。葉よりも枝のほうが香りが強い。やっぱり良い香り! アブラチャンも近くにあり、葉や枝を少し頂いて、香り比べ。クスノキ科はリナロール成分が多いせいか、スッとした香りにも柔らかさがあります。



こんな様子で数十メートルの距離をみっちり2時間かけての観察会となりました。王子はまだまだ目に留まるものがあるようで、きっと時間制限なければエンドレスに続いたことでしょう。普段は東京や横浜周辺を歩かれているので、八ヶ岳はとても魅力的な場所のようです。もう日本では見ることはまれ、といわれた植物もいくつか。



あとでメモした植物の名前をざっと数えてみると、90種類! びっくりです。書ききれなかったものも多くあったと思うので、100種類以上は余裕で解説してくださっていたと思います。草花類をはじめ、シダ類、コケ類、樹木類と、説明が、滝のように泉のように、次から次へと湧き出てくること。この方、本当に凄い!





今回幸いしたのは、事前にゆふさんの薬草講座に出ていたこと。植物の特徴を表す専門用語に少し触れていたので、説明の言葉になんとか付いていくことができました。ゆふさんの薬草講座を経て王子の野草観察会と、意図せずともちゃんと波に乗れていたようで安堵。今回のメモを整理しつつ、教えてもらった植物たちを確認しながら、もう一度同じ道を歩いてみたいです。




さて、特筆すべき大事なこと、もう一つ。会場となった、あしぇっと八ヶ岳さんのランチ!!


美しいランチ!@あしぇっと八ヶ岳

これまで何度か頂いたことがありますが、頂くたびに野草の取り入れ方がグレードアップ、今回も一つ一つのお皿が本当に素晴らしくて! ”摘み草フレンチ”と、このお料理スタイルを名づけられていますが、出来上がったお料理はいわゆるフレンチという枠からは飛び出していて、別次元のお料理が完成されています。つい先ほど歩いて見てきた草花が、こんな風に形を変えて出てくるのです。驚かずにはいられません。


簡単にランチメニューについても書き添えますね。


  • 前菜:トパーズを入れたヨモギ水を使ってジューンベリーと野草寄せ。下にはスペルト小麦。(ヒルデガルドレシピを参考に)

  • 前菜:野草のフリット(カタバミ、シロツメクサ、スギナ、シロザ、イタドリ)

  • メイン: たけのこと豚肉のグリル。風味付けにイブキジャコウソウ。付け合せにポテトのガレット&野草味噌、カキドオシのジェノベーゼ風ペーストにパスタ、

  • デザート:バラのジュレ。 

  • お茶: クロモジのお茶にヤロウを添えて。クロモジは午前中の観察会でマダムが採ってこられたものをお茶に。



デザートのバラのジュレは秀逸でした!! ダマスクローズの芳香蒸留水でジュレを作ったような、正にそんな香りと味に、女性ホルモンがとめどなく溢れてきそうな一皿で、感動的でした。




こうして綴っていても、贅沢な時間だったなと余韻を味わっています。





さぁ、メモの整理、整理!








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